代表取締役社長
浅川 仁志
40期目という節目に、代表取締役に就任しました、浅川仁志です。
株式会社RayArcは1983年にリアルタイムシステムの開発を目的に設立されました。現在は、リアルタイムシステムで培った高い技術力を根幹にしながら、日進月歩の多様な技術、DX化を進める多くの業界で、システム開発を通して社会を支えております。
当社は、大きく分けて4つの分野のシステム開発事業を行っております。
一つ目は自動車の自動運転などに代表されるIoT分野、すなわちエッジ(モノやデバイス)とインターネットをつなぐことによって実現できる様々なことです。今まで単独で使用していたモノ、センサー、カメラなどとクラウドシステムをつなぎ、さらに蓄積した情報をAIで解析することによって、無限の可能性が広がる分野です。
二つ目は社会インフラと呼ばれる、道路・鉄道・航空などの管制システムや電力などのエネルギーシステムです。すべて私たちが生きていくうえで必要な、社会の基盤を支えるシステムです。24時間365日一時たりとも止めることができません。障害が発生すると、私たちの生活の「当たり前」を脅かす、重要な分野です。
三つ目は金融、ECサービス、企業の基幹業務のシステムの開発や、インフラ構築です。2025年の崖問題に、新型コロナウイルス感染症が追い打ちをかけた結果、日本全体のDX化が急務となりました。今後の働き方や仕事の考え方が大きく変化していく中で、最も需要が増加する分野です。
四つ目は官公庁向けのシステムです。さまざまな省庁のシステムの開発やインフラ構築をすることで、公務員の業務を円滑に進められるようにします。パンデミックの際の緊急の助成金申請システムの開発など、確実性だけでなく緊急性も同時に要求されることもある、非常に公共性の高い分野です。
当社は全社員が、複数の分野を担当できることを特徴としておりました。しかし、それぞれの分野に深く入り込んだ結果、これ以上の価値を提供するためには、一人一分野で専門性を持った技術者になるべきとの結論に至りました。この40期の節目を機に、今後はそれぞれの分野の分社化を進め、特定分野に尖った集団を形成させながら、RayArc全体を成長させていきます。